CHAGE&ASKA復活の日に

生まれて間もなく、だったのか、
記憶はもちろん無いけど、親が好きだった影響で
小さい頃からずっとCHAGE&ASKAチャゲ&飛鳥)を聴いている。

たぶん口ずさまなかった日は、今までなかったんじゃないか、
というくらい。

実家では当たり前にチャゲアスがあって、
世間でどの曲が知られているのか、もよくわからなかった。

それでも、「SAY YES」「YAH YAH YAH」がヒットしているのは、
もちろんわかった。

それはそれは、不思議な感覚。

自分の当たり前だった人たちが、テレビにたくさん出て、
学校に行けば、友達もみんなチャゲアスを歌っている。


そのころ、ようやく世間でチャゲアスがどんなとらえられ方をしているのか、
何となくわかった。


CDとテレビの関係もなんとなくわかった。

取り上げられるものとそうでないものがある。


「世の中はわかってない」とか「商業主義のテレビめ」なんて
アイディアは全くわかず、
ただただ、ありのままに見ていた。

小学生なんてそんなもんですよね。


で、今も別に世間からチャゲアスがどう思われていようと、
全く気にしていない。

もう人生と切っても切れないものになっていたから。


でも、先日、ASKAがソロのライブのMCで
「どうしても自分のこと"僕ら"って言っちゃうんだよな…」
と言ったのを皮切りに、
CHAGEの話、それから自分たちが世間からどう思われていて、
自分たちはどういうつもりで活動をしていて、
ということを話し始めた。

「あ〜この人はいろんなことをちゃんと分かってやっているんだな〜」

って思ったら急に涙が溢れ出してきた。

「え?俺、ここで泣くの!?」

と自分でもビックリした。

はっきりとはわからないけど、たぶん、
自分が向き合ってきたCHAGE&ASKAと、本人たちの意志との間にズレがなかったことが、
自分にとってとても嬉しいことだったんだと思う。


そして、先日、活動休止していたCHAGE&ASKA
活動再開を発表した。

恥ずかしながら、泣いてしまった。

今まで、ソロしかやらない時期なんて何回もあったのに、
やっぱり「活動休止」という言葉にショックを受けていたようだ。

4年越しにそれを自覚した。



自分も彼らもいくらか歳をとった。


でも、長年この関係は、変わらない。
これからも、そうだと確信している。